|
---神 written:LIONA 「お元気ですか。」そう言う人の群れも、 どこかで流された拭われる事の無い真っ赤な真っ赤な水溜りも、 今丁度深い深い眠りに落ちたあの人も、 私は全て知っています。 知っているだけです、どうすることも出来ません。 手を合わせて祈る人の群れよ。 貴方は私に何を求めますか。私に何が出来ると言うんです。 そんな風に祈っても、 私は何も、 差し出してあげられないと言うのに。 「大嫌いよ。」そう言ったあの女の人も、 どこかで見せられた数々の笑顔が一斉にして消える瞬間も、 今丁度生まれ出た小さな小さな命も、 私は全部見ていました。 見ていただけです、どうすることも出来ません。 ただ俯いて祈る人の群れよ 貴方は私に何を求めますか。私が何をしてやれると言うのです。 そんな風に祈っても、 私は何も、 差し出してあげられないと言うのに。 人は不思議ですね。 どうしたって縋り付いてくるのは貴方たちばかり。 手を合わせて祈る人の群れよ。 貴方は私に何を求めますか。私に何が出来ると言うんです。 そんな風に祈っても、 私は何も、 差し出してあげられないと言うのに。 ただ俯いて祈る人の群れよ 貴方は私に何を求めますか。私が何をしてやれると言うのです。 そんな風に祈っても、 私は何も、 差し出してあげられないと言うのに。 そんな風に祈らないで下さい。 |